2016年12月28日

ミズノマリン大阪本社 新エンジンベンチシステム導入工事中

こんにちは大阪サービス西尾です。


現在ミズノマリン大阪本社工場では大型ベンチテスター導入の工事中です。

ベンチテスターとは、分解整備し組み上げたエンジンに動力計で負荷をかけ、完成したエンジンが設計どおりの性能が発揮されているか、水、オイル、エアーの漏れは無いか、オーバーヒートしないか等を試験する機械で、工場内で船舶が航行している状況を再現でき、

搭載後のトラブル発生を99%撲滅できます。


これまでのMAX450hp/335kwのベンチテストに加え、現在工事中の新規ベンチシステムはなんと2682hp/2000kwまでの測定が可能になり小型船舶のエンジンはすべての出力帯をカバーします。


簡単にベンチシステムの導入といってもかなりの大がかりな工事になります。


まずは水動力計・エンジン給水用水槽の作製工事、とは言えアスファルトを地中深く掘り込む土木工事につき、水槽の作製は専門業者さんにお願いしました。


同時に水動力計・エンジン据え付け場所が2000kwまで耐えられるようにこちらも基礎工事を専門業者さんにお願いし水動力計の据付けを行いました。


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水槽の写真

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底上げ基礎工事

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水動力計据付


水槽工事・水動力計据付・給水用ポンプ据付が終わり、いざ給水ラインパイプの作製!!


エンジン用給水・排水ライン


水動力計用給水・排水ライン


クーリングタワー用給水ライン




まずは配管図面を作成して、それに従ってラインを作成しましたが、なかなか一筋縄で作業が進まず社員全員四苦八苦しながらなんとか完成しました。



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クーリングタワー据付


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配管工事

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給水ポンプ据付



ですがまだまだ問題は山積みです。




クーリングタワー・給水用ポンプの電気容量が大きすぎるため工場内の電源出力に結線するとブレーカーが落ちて動きません・・・。






思考錯誤のうえ陸用の発電機を新設して電源を確保する事になりました。



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発電機据付


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現在のベンチルーム




給水ポンプを作動して給水ラインの漏洩テストを実施の結果問題無し。


昨今の発電機はエンジン音の静けさに驚きます。(いすゞエンジンです)




現在ベンチシステム工事中ですが、近日完成予定です。


完成すれば2682Hp/2000kwまでのエンジンテストが可能になりメガヨットエンジンにも対応可能です。




弊社に御依頼頂いたエンジンオーバーホール作業後の動力試験はもちろんのこと、


テストのみの作業も承っております。


































posted by mizunomarine_osaka at 15:15| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月26日

〜熊本地震〜 被災地支援のカタチ

こんにちは!大阪マリンサービスの伊藤です。

実は私熊本出身なのですが、今回の地震は本当に衝撃でした。過去にも規模の小さい地震はちょくちょくあったものの、まさか熊本でこれほどの被害をもたらす地震が来るとは考えてもいませんでした。私の家族や友人も相当の被害を被ったものの、何とか皆命だけは無事との事でした。
今回の熊本地震により被災にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方やそのご家族にはお悔やみを申し上げます。

仕事の都合もあり、なかなか故郷熊本への支援が出来ずにいる中、1件の依頼が舞い込みました。
熊本県阿蘇市の停電地域の電力をまかなう為、日本中の電力会社から派遣された120台以上もの発電機車による送電を行なっており、既に発電機エンジンが長時間稼動している為、保守整備をとのご依頼でした。

これまでも電力会社からの依頼で非常用の発電機エンジンの整備やオーバーホールは経験していたものの、今まさに現場にて稼働中の発電機エンジンの整備は初めての経験でした。
依頼のあったその日の内に資材・部品を整え、夜通し車を走らせること約9時間、現場へと到着しました。阿蘇市内の国道沿いやコンビニなど、様々な場所で発電機車が稼動しており、今回の依頼現場では6台の発電機車が、断線被害の無い箇所の送電線から直接ケーブルを引き込み、停電地域の送電をフル稼働にて行なっているところでした。

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負荷の状況を確認しながら、1台ないし2台ずつ発電機を停止し、順に保守整備を実施。無事に全ての整備が完了致しました。

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しかし本日現在、電力復旧の目途はまだ立っておらず、数日後には再び整備が必要となる可能性があります。
如何なる状況でも迅速に対応できるよう、常に人員や必要部品などの体制を整えておく。震災支援とは募金や物資の供給が全てではない。
私の仕事を通してでも被災地支援の一つになりえるのだと痛感した一日となりました。
ラベル:震災 支援 発電機
posted by mizunomarine_osaka at 10:16| Comment(0) | 震災支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月28日

V8-300への換装A

更新が遅くなり申し訳ありません。。

前回に引き続きV8-300への換装工事をご紹介いたします!

今回は組み付け作業編です。

まずはTSKを組み付けます!

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エンジンの据え付けは慎重に、お客様の大切な愛艇を傷つけないように積み込みます。


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積み込み完了!と、かなり作業紹介を端折ってしまいましたが、パワーステアリングシリンダーの交換(シリンダーはエンジン付属品です)や、排気管の組み付け、エンジンマウントの取り付けなどなど、エンジンの積み込みは容易のようですが、かなり大変な作業です。


エンジンを積み込めば次はドライブを組み付けます!

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VOLVOPENTASX-A ギア比:1.60


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TSKを取り付け、エンジンを積み込み、ドライブを組み付ける。


これで完成!と言いたい所ですが、これからコントロール系を組み付けていきます。


メカニカルエンジンですと、リモコンからスロットルケーブルやシフトケーブルを通してエンジンに繋いでドライブに繋いで、エンジンハーネスを通して、、、、等の作業を行う事になりますが、今回のエンジンはEVCシステムを装備しているので、エンジンからコンピューター配線一本をヘルムステーションまで通すだけでOKなんです。また、電子リモコンなのでケーブルの固さを感じる事も無く、操船が非常に楽になります!スムーズに操船でき、しかもケーブルが切れたり折れたりする心配も必要ありません!しかも見た目もカッコいい!

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メーター類も全て交換です。


交換前

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交換後

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チルト計もデジタルに変わり、かなり見やすくなりました。


また、ディスプレイも取り付けエンジン回転数や水温、油圧などがデジタルで表示されます。

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そしていよいよ試運転。エンジンを換装しただけあって海上試運転も緊張します。


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水漏れやエラー等も無く順調な走りだし。エンジンも定格回転回って問題ないように思われたが、、、最高船速30ktとちょっと遅いような感じ。しかもプレーニングに入るまでの時間が約30秒と時間かかり過ぎ。何が原因か?答えは簡単、プロペラのピッチが微妙にマッチングしてませんでした。ドライブ艇ではよくある事です。よくある事だからこそ、ミズノマリンでは豊富なテスト用プロペラを在庫しています。数ある種類のプロペラからよりマッチングする物をチョイスし再度試運転。結果、最高船速33.5kt、プレーニングに入るまでの時間約15秒。かなり良い結果になりました!プロペラだけでここまで変わります!


オーナー様にも喜んで頂き、無事に納艇する事ができました。



ガソリンエンジンを搭載されてあるボートオーナー様、一度VOLVOPENTAガソリンエンジンへの換装をご検討してみては如何でしょうか。エンジン本体も安価で提供でき、しかも電子制御EVCエンジンを選択した事によりエンジンをコンピューターで制御している為、トラブルも非常に少なくなります。

また、ワイヤー式のコントロールレバーと違いレバー操作が驚くほど軽くなり、離着岸がすこぶる快適になった事やエンジン出力に余裕が出来た事により、100%運転が80%運転で航行でき、実質燃費が良くなった。など沢山のお声を頂いております。



是非、お気軽にお問い合わせ下さい!







posted by mizunomarine_osaka at 17:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする