こんにちは。
大阪マリンサービスの佐神です。
今回はVOLVOPENTAV8-300へのエンジン換装工事をご紹介したいと思います。
船は5人の仲良しメンバーが所有する共同オーナー艇。
旧エンジンの性能が低下し、船が滑走するまでに3分以上要する限界ギリギリのコンディションでした。
新しく乗せるエンジンの選択にあたりミズノマリン会議室で検討会議を行いました。
・せめて30秒で滑走してほしい
・リモコンが固いので操作しにくい
・燃費を改善出来ないものか
・キャブレターエンジンで始動が困難
・へそくりで出資しているので出来る限り安くしてほしい
5人のオーナーさんのご要望を集約して以下の要望を優先しました。
・キャブレター仕様は安いがランニングコストの燃費と、技量に関係なく始動出来る電子制御エンジンにしよう。
・滑走性能を確保したいので少し高めの出力を選択しよう。
・予算軽減のためデユオプロップは諦めてシングルプロペラにしよう。
・エンジン&ドライブに重量が軽減されるとその分ビールがたくさん積める。
・おまえが痩せるほうが肝心だ・・・。
などなど実に楽しいエンジン選びの結果、今回VOLVOPENTA V8-300/SP EVCに決定致しました。
V8-300は定格回転数4.600rpm〜5.000rpm / 224kw(300hp)/ 5.7Lとパワーもあり、そしてエンジン音も静かで快適なクルージングが可能です。
VOLVOPENTAV8-300
早速古いエンジンを取り外していきます。
両舷のエンジン・ドライブ・TSKを取り外します。
V8-300に載せ替える事で、チルトポンプも不要になり、エンジンルームもスッキリします。