エンジンの据え付けは慎重に、お客様の大切な愛艇を傷つけないように積み込みます。
積み込み完了!と、かなり作業紹介を端折ってしまいましたが、パワーステアリングシリンダーの交換(シリンダーはエンジン付属品です)や、排気管の組み付け、エンジンマウントの取り付けなどなど、エンジンの積み込みは容易のようですが、かなり大変な作業です。
エンジンを積み込めば次はドライブを組み付けます!
VOLVOPENTASX-A ギア比:1.60
TSKを取り付け、エンジンを積み込み、ドライブを組み付ける。
これで完成!と言いたい所ですが、これからコントロール系を組み付けていきます。
メカニカルエンジンですと、リモコンからスロットルケーブルやシフトケーブルを通してエンジンに繋いでドライブに繋いで、エンジンハーネスを通して、、、、等の作業を行う事になりますが、今回のエンジンはEVCシステムを装備しているので、エンジンからコンピューター配線一本をヘルムステーションまで通すだけでOKなんです。また、電子リモコンなのでケーブルの固さを感じる事も無く、操船が非常に楽になります!スムーズに操船でき、しかもケーブルが切れたり折れたりする心配も必要ありません!しかも見た目もカッコいい!
メーター類も全て交換です。
交換前
交換後
チルト計もデジタルに変わり、かなり見やすくなりました。
また、ディスプレイも取り付けエンジン回転数や水温、油圧などがデジタルで表示されます。
そしていよいよ試運転。エンジンを換装しただけあって海上試運転も緊張します。
水漏れやエラー等も無く順調な走りだし。エンジンも定格回転回って問題ないように思われたが、、、最高船速30ktとちょっと遅いような感じ。しかもプレーニングに入るまでの時間が約30秒と時間かかり過ぎ。何が原因か?答えは簡単、プロペラのピッチが微妙にマッチングしてませんでした。ドライブ艇ではよくある事です。よくある事だからこそ、ミズノマリンでは豊富なテスト用プロペラを在庫しています。数ある種類のプロペラからよりマッチングする物をチョイスし再度試運転。結果、最高船速33.5kt、プレーニングに入るまでの時間約15秒。かなり良い結果になりました!プロペラだけでここまで変わります!
オーナー様にも喜んで頂き、無事に納艇する事ができました。
ガソリンエンジンを搭載されてあるボートオーナー様、一度VOLVOPENTAガソリンエンジンへの換装をご検討してみては如何でしょうか。エンジン本体も安価で提供でき、しかも電子制御EVCエンジンを選択した事によりエンジンをコンピューターで制御している為、トラブルも非常に少なくなります。
また、ワイヤー式のコントロールレバーと違いレバー操作が驚くほど軽くなり、離着岸がすこぶる快適になった事やエンジン出力に余裕が出来た事により、100%運転が80%運転で航行でき、実質燃費が良くなった。など沢山のお声を頂いております。
是非、お気軽にお問い合わせ下さい!